
海の泡 檀一雄エッセイ集
ウミノアワダンカズオエッセイシュウ

1912年山梨県に生まれた檀一雄は東大在学中から佐藤春夫に師事し、37年短篇集『花筐』を刊行した。戦後は『リツ子・その愛』『リツ子・その死』で文壇に確固たる地位を築き、76年1月、代表作『火宅の人』を残して死去。本書は数多くのエッセイから文学的交遊録と紀行文を中心に31篇を選んで5部構成にした、檀一雄の豊饒な資質をうかがい知るに足る新編エッセイ集。
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書誌情報
紙版
発売日
2002年01月10日
ISBN
9784061982840
判型
A6
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
296ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
1978年新潮社刊『檀一雄全集(第8巻)を底本とし、多少ふりがなを加えた。
著者紹介
著: 檀 一雄(ダン カズオ)
解説: 小島 千加子(コジマ チカコ)