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神楽坂・茶粥の記 矢田津世子作品集
カグラザカ・チャガユノキヤダツセコサクヒンシュウ

昭和5年、「文学時代」懸賞小説に当選し文壇にデビュー。繊細な筆致で庶民生活の心理の葛藤を情感豊かに描き、「神楽坂」は芥川賞補作となる。表題作のほか生地秋田を題材にした「凍雲」、「父」「旅役者の妻より」「女心拾遺」「く女抄録」「鴻ノ巣女房」を収録。胸を病み37歳で逝去、坂口安吾によって伝説化された薄命の女性作家矢田津世子の代表的短篇小説8篇。
書誌情報
紙版
発売日
2002年04月10日
ISBN
9784061982932
判型
A6
価格
定価:1,210円(本体1,100円)
ページ数
296ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
本書は『矢田津世子全集』(1989年5月小沢書店)を底本として多少、ふりがなを加えた。
著者紹介
解説: 川村 湊(カワムラ ミナト)