
自然主義文学盛衰史
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- 著: 正宗 白鳥

私は一般の世間に於いて人生を見るよりも、文壇に於いて人生を見て来たのである。(本文より)
明治末期から大正初期にかけて文壇の主流であった自然主義文学を、当時読売新聞の記者として文芸欄を担当のち作家として文壇の中心にあった著者が、藤村、花袋、秋声等の作品を論じながら回顧。漱石、鴎外、二葉亭にも及び、自然主義文学の盛衰を辿った力作評論。第一級資料。
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書誌情報
紙版
発売日
2002年11月08日
ISBN
9784061983144
判型
A6
価格
定価:1,210円(本体1,100円)
ページ数
232ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
本書は、1985年1月福武書店刊『正宗白鳥全集』第21巻を底本として、新漢字・新かな遣いに改め多少ふりがなを加えた。