わが荷風

わが荷風

ワガカフウ

講談社文芸文庫

もし誰かにあなたの好きな作家はと問われれば、躊躇することなく永井荷風とこたえるだろう……それは私のなかのいちばん奥ふかいところに、いつもあった。(本文より)

荷風の愛読者を自認した著者が、自らの青春への追憶を重ねながら、本所、浅草、小石川……など荷風の作品背景を丹念に踏査。荷風の生涯と作品の全貌を追究して荷風像を構築し、詳細な年譜等も付す画期的評伝。読売文学賞受賞。


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書誌情報

紙版

発売日

2002年12月10日

ISBN

9784061983168

判型

A6

価格

定価:1,430円(本体1,300円)

ページ数

328ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

初出

本書は『わが荷風』(1984年11月中公文庫)を底本として使用し、多少ふりがなを加えました。本文中明らかな誤植と思われる個所は正しましたが、原則として底本に従いました。

著者紹介