朽葉色のショール

マイページに作品情報をお届け!

朽葉色のショール

クチバイロノショール

講談社文芸文庫

父の日常生活は常に規律正しかった。……生活の総てに秩序ある静けさが漂っていた……(「離脱」)
森鴎外の娘である著者が父に纏る様々なエピソードを記す。姉茉莉のこと、父を訪れた人々の素顔、身辺の雑事を始め鴎外を敬慕してやまなかった太宰治のことや中勘助の詩について、永井荷風と著者との関わりなど、鍛えられた見事な文章で綴るエッセイ39篇。


  • 前巻
  • 次巻

書誌情報

紙版

発売日

2003年01月09日

ISBN

9784061983199

判型

A6

価格

定価:1,540円(本体1,400円)

ページ数

336ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

初出

本書は、1977年9月春秋社刊・新装版『朽葉色のショオル』を底本として、多少ふりがなを加えました。

著者紹介