
歳月
サイゲツアンドウツルオズイヒツシュウ

独得の語り、卓越した鑑賞眼
古きよき時代の東京・寄席
8代目竹本都太夫を父に持つ著者は、新聞記者を経て文筆生活に入った。東京浅草に生まれ、久保田万太郎に心酔し、卓越した鑑賞眼で寄席・下町の世界を描く。伝統芸に対する鋭い批評、折々に記した下町の風物詩や身辺雑記を情感溢れる語り口で綴った随筆集『雪まろげ』『わたしの寄席』『わたしの東京』『雨の日』『年年歳歳』から表題作ほか25篇を精選収録。
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書誌情報
紙版
発売日
2003年02月10日
ISBN
9784061983236
判型
A6
価格
定価:1,210円(本体1,100円)
ページ数
232ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
本書は、『雪まろげ』(1964年3月 桃源社)『わたしの寄席』(1966年8月 雪華社)『わたしの東京』(1968年1月 求龍堂)『雨の日』(1968年8月 読売新聞社)『年年歳歳』(1968年11月 求龍堂)を底本として使用し、多少ふりがなを加えました。
著者紹介
解説・その他: 槌田 満文(ツチダ ミツフミ)