メランコリーの水脈

メランコリーの水脈

メランコリーノスイミャク

講談社文芸文庫

三島由紀夫、武田泰淳、大岡昇平、吉行淳之介、安岡章太郎、小島信夫、高橋和巳、井上光晴、大江健三郎、安部公房、筒井康隆――11人の戦後作家を論じ、時代の新装の病理を抉る!

三島由紀夫、武田泰淳、大岡昇平、吉行淳之介、安岡章太郎、小島信夫、高橋和巳、井上光晴、大江健三郎、安部公房、筒井康隆の戦後作家11人を論じて、異質とみえる作家たちに共通するモチーフ、それは、自己に対する疎隔感による<メランコリー>であると解く。時代の深層を抉り、非現実化してゆく現代を分析して鮮やかに捉えた評論集。サントリー学芸賞受賞。


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書誌情報

紙版

発売日

2003年05月11日

ISBN

9784061983311

判型

A6

価格

定価:1,540円(本体1,400円)

ページ数

352ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

初出

本書は福武文庫を底本

著者紹介