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初舞台・彼岸花 里見とん作品選
ハツブタイヒガンバナサトミトンサクヒンセン

娘の自立していく姿に思い悩む、旧制高校同窓の男達の友情を追った表題作「彼岸花」、女主人の嘘が許せず自らの片腕を切り落とす「銀二郎の片腕」、上官の夫人を伴った戦地からの引揚げの悲惨な旅の中で育つ奇妙な愛情を描く「みごとな醜聞」等、初期から戦後作まで8篇を精選。巧みな会話運びで人情の機微をとらえ、「名人芸」と声価の高い、里見とんの人間観察の妙趣を味わう名作集。
ⒸShizuo Yamanouchi
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目次
河豚
俄あれ
銀二郎の片腕
椿
鶴亀
みごとな醜聞
初舞台
彼岸花
書誌情報
紙版
発売日
2003年05月11日
ISBN
9784061983328
判型
A6
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
272ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2024年09月27日
JDCN
0619833200100011000C
初出
「彼岸花」は筑摩書房刊『現代文学大系23』それ以外は同社『里見 全集』を底本。
著者紹介
解説・その他: 武藤 康史(ムトウ ヤスシ)