
杉田久女随筆集
スギタヒサジョズイヒツシュウ

足袋つぐやノラともならず教師妻
花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ
大正期、俳誌「ホトトギス」に身近な台所雑詠を投句、目覚めつつある女性の心の叫びを鮮烈に詠み、天才と謳われながら、師・虚子に破門されるや一転、孤立のなか窮死。
強烈な自我と時代の軋轢に苦しみながらひたむきに生きた杉田久女の人生を、俳句、随筆、俳論の3部で構成。
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書誌情報
紙版
発売日
2003年06月12日
ISBN
9784061983373
判型
A6
価格
定価:1,078円(本体980円)
ページ数
272ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
本書の各部のうち、「俳句」は、『杉田久女読本 俳句9がつ臨時増刊』(角川書店 1982年)を、「随筆」「俳論・俳話」は『杉田久女句集』(角 川書店 1952年)『久女文集』(私家版 1968年)を参照して若干の訂正を加えた。
著者紹介
解説: 宇多 喜代子(ウタ キヨコ)