戦後短篇小説再発見１７

組織の力に抗して、自由を希求する闘いの軌跡――軍隊、会社など集団の中の個人の挫折と希望を描く十篇。
・中山義秀「あやめ太刀」
・梶山季之「族譜」
・中野重治「第三班長と木島一等兵」
・新田次郎「八甲田山」
・富士正晴「足の裏」
・城山三郎「調子はずれ」
・佐多稲子「疵あと」
・黒井千次「椅子」
・石原慎太郎「院内」
・辻原登「松藾」

書誌情報

紙版

• 発売日: 2003年12月12日
• ISBN: 9784061983533
• 判型: A6
• 価格: 定価：1,045円（本体950円）
• ページ数: 288ページ
• シリーズ: 講談社文芸文庫

初出

本書では、新潮社刊『中山義秀全集　第三巻』を底本とし、原則として底本に従いました。

収録作品

• 作品名
  初出

• 作品名

  あやめ太刀

  初出

  新潮社１９７１年１０月

• 作品名

  族譜

  初出

  「広島文学」１９５２年５月

• 作品名

  第三班長と木島一等兵

  初出

  講談社文芸文庫１９９２年８月

• 作品名

  八甲田山

  初出

  新潮文庫１９６５年７月

• 作品名

  足の裏

  初出

  岩波書店１９８８年７月

• 作品名

  調子はずれ

  初出

  新潮文庫１９７６年８月

• 作品名

  疵あと

  初出

  講談社１９７８年１２月

• 作品名

  椅子

  初出

  文藝春秋１９７０年１０月

• 作品名

  院内

  初出

  新潮文庫１９９１年１０月

• 作品名

  松籟

  初出

  文藝春秋１９９５年２月

著者紹介

編： 講談社文芸文庫（コウダンシャブンゲイブンコ）

解説： 井口　時夫（イグチ　トキオ）