奈良登大路町・妙高の秋

奈良登大路町・妙高の秋

ナラノボリオオジチョウミョウコウノアキ

講談社文芸文庫

奈良へと出郷していく少年期の回想とともに、家族、故郷への想いを謳った読売文学賞受賞作「妙高の秋」、奈良の美術出版社・飛鳥園を舞台に、美しき出会いと別れを綴る「奈良登大路町」、戦時下、師・志賀直哉、瀧井孝作との愛情溢れる交流を描いた「焦土」など、寡作で知られる作家の珠玉の8作品を収録。端正な文体で創り出される純度の高い抒情的世界の魅力を凝縮した名作集。


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書誌情報

紙版

発売日

2004年01月11日

ISBN

9784061983571

判型

A6

価格

定価:1,320円(本体1,200円)

ページ数

240ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

初出

本書は未知谷刊『島村利正全集』第1巻~第4巻(2001年9月~12月)を底本とし、「仙酔島」「残菊抄」は新かな遣い」に、また底本で一部使用されている旧漢字は、本収録作では新漢字に改め、多少ふりがなを加えました。

著者紹介