
尾崎放哉随筆集
オザキホウサイズイヒツシュウ

――咳をしても1人
大正15年4月、小豆島土庄町西光寺南郷庵で死去。「乞食坊主」と呼ばれ、人に嫌われ、失意と諦観の果てに所有した無常観。定型俳句を超え、洒脱諧謔をそなえた独得の自由律俳句により、染み入るような孤独を表出する。破天荒に生きた放哉の生活・文学・思想が彷彿とする作品群。俳句・エッセイ・書簡を精選収録。
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書誌情報
紙版
発売日
2004年05月12日
ISBN
9784061983700
判型
A6
価格
定価:1,045円(本体950円)
ページ数
232ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
本書は、『放哉全集』第1巻~第3巻(2001・11、2002・1、4 筑摩書房)を底本として多少ふりがなを加えました。本文中明らかな誤植と思われる個所は正しましたが、原則として底本に従いました。
著者紹介
解説: 村上 護(ムラカミ マモル)