吉本隆明対談選

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吉本隆明対談選

ヨシモトタカアキタイダンセン

講談社文芸文庫

その時々の社会情況、文学・思想情況に対して、果敢な発言を行い、時代を先導してきた思想家・吉本隆明。その思想の歩みを対談で辿り、時代と思想的課題の推移を、今、改めて問い直す。江藤淳、鶴見俊輔、ミシェル・フーコー、佐藤泰正、大西巨人、高橋源一郎、谷川俊太郎との、時代を象徴する7篇の対談は、互いの立場を超えた鋭い問題意識の応酬で、読者を白熱した場へと連れ出す。精選された1冊。

松岡祥男
吉本隆明の対談は、対談相手が変わっても、話題や論点がその場限りのものではなく、内在的な思想過程がその基底に脈々と流れていて、ひとつの大河をなしている(略)だから、どんな小さなインタビューでも、ないがしろにすることはできないのだ。それは対談やインタビューに限らず、吉本隆明の<全表現>を貫く、著しい特長である。――<「解説」より>


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書誌情報

紙版

発売日

2005年02月11日

ISBN

9784061983977

判型

A6

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

432ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

初出

底本:青土社刊『吉本隆明全対談集』第1巻、第4巻、第6巻、第7巻、第10巻、第12巻(’87年12月~’89年5月)

収録作品

  • 作品名

    文学と思想

    初出

  • 作品名

    思想の流儀と原則

    初出

  • 作品名

    世界認識の方法

    初出

  • 作品名

    漱石的主題

    初出

  • 作品名

    素人の時代

    初出

  • 作品名

    言葉の現在

    初出

  • 作品名

    僕らが、愛してゆくこと老いてゆくこと詩を書くこと

    初出

著者紹介