暗夜遍歴

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電子あり

暗夜遍歴

アンヤヘンレキ

講談社文芸文庫

月子の父親が陥れられることによって登場した小田村大助。奪われるようにして小田村と結ばれた月子。政治と実業の世界の鬼であった小田村は、また、奔放な性を生き、女性遍歴を重ねていく。運命にもてあそばれた月子は、短歌に道を見出すことで、傷を癒し、自らを支えようとする。――息子・由雄の眼を通し、母・月子、父・大助の愛憎の劇を冷徹に描いた自伝的作品。亡き母への痛切なる鎮魂歌。


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目次

序章
一章
二章
三章
四章
五章
六章
終章
著者から読者へ

書誌情報

紙版

発売日

2007年11月11日

ISBN

9784061984950

判型

A6

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

424ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

電子版

発売日

2021年03月17日

JDCN

0619849500100011000U

初出

『新潮』’87年5月~7月号掲載。底本:新潮文庫『暗夜遍歴』(’91年10月)

著者紹介

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