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愛と幻想のファシズム(下)
アイトゲンソウノファシズム
- 著: 村上 龍

混乱の日本に誘発するパニックとクーデター。アメリカの金融資本と全面対決する“狩猟社”
1987年、この危険な小説はすでに現実だ!
恐慌後、ソビエトのIMF加入など、世界には奇妙な動きが相次いだ。それらは巨大金融企業集団「ザ・セブン」の暗躍を示すものだった。「ザ・セブン」はゾビエトと秘密協定を結び、危険なイスラエルを排除、日本を完全属国とするプランを実行に移していく。政治結社「狩猟社」は、「ザ・セブン」と対決すべく、自衛隊による擬装クーデターを起こし、ゼネスト後誕生した革新政権を倒して、イスラエル過激派と手を組み核の製造にも着手、さらに海底ケーブル切断による情報封鎖で、新たなパニックを誘発する。カリスマ鈴原冬二ひきいる「狩猟社」は日本を支配し、米ソ共同管理を崩すことができるのか?
書誌情報
紙版
発売日
1987年08月19日
ISBN
9784062014328
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
446ページ