
今井凌雪の書道入門(下)
イマイリョウセツノショドウニュウモン
良い字とはどんな書か、どうしたら良い字が書けるのか、こうした素朴な問いかけに本講座は正面から取り組んでみました。書にたずさわってきた者として、長年の体験に基いて出した一つの答えです。
●本講座の編成と使い方
・本講座は上、中、下の全3巻から成っています。
・上巻のテーマは「書のオリエンテーション」(体験する)」です。筆使いや文字の形のまとめ方など、書道を習うに際してまず知らなくてはならない事柄を示しました。
・中巻は「好きなものを続けて習う(修練する)」がテーマです。各種の古典の習い方を示します。
・下巻(本書)は「自分の書を書く(表現する)」がテーマです。発想、構想から制作に及ぶ手順、制作法などを説明しています。
・従来の書の学習は、練習から本試合へと順を追って進みましたが、これでは練習の繰り返しばかりで、楽しさがなかなかわかりませんでした。本講座では、全3巻を繰り返し用いることにより表現する楽しさを知っていただきたいと考えています。全巻を揃えて習われることをお勧めいたします。
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書誌情報
紙版
発売日
1993年07月23日
ISBN
9784062031431
判型
A4
価格
定価:2,136円(本体1,942円)
ページ数
95ページ
著者紹介
装丁: 蟹江 征治(カニエ セイジ)