日本一農家のハイテク技術

日本一農家のハイテク技術

ニホンイチノウカノハイテクギジュツ

パソコン農業情報ネットワークのナンバーワン仕掛人が「儲かる農業」のエッセンスを大公開!
キュウリ、トマト、メロンなど日本一農家のまる秘技術・営農ノウハウとは――群馬vs.長野のキャベツ戦争、栃木vs.福岡のイチゴ戦争、長野vs.岩手のレタス戦争、いずれもハイテク農業を高感度に駆使した陣営が勝利した。

野球解説者の鶴岡一人さんは南海ホークスの監督時代、選手たちに「グランドにゼニが落ちている。それを拾える選手になれ」と言って激励したといわれますが、今の農業にも同じことが言えるのです。毎晩、焼酎ばかりくらってパチンコ屋へ行き、太陽が昇った後に起きるようでは、とてもゼニは取れません。
宮崎では「親父の足跡は黄金だ」と昔からいいます。親父がきちんとゼニを取ってみせれば、その足跡を息子が見て親の技術を盗んで立派な後継者になるというようなことを言っているわけです。親父が農業はもう自分の代でよい、息子には農業を継がせないということで旧態依然たる農業を続け、焼酎ばかり飲んだくれていると、親父の足跡は黄金にならなくなってしまいます。日本で最低の農家に転落するのがおちです。――(本文より)

私どもの農業総合情報データベースには、気象衛星や観測施設から集めた気象情報や過去30年間の気象データから、120品目の野菜、果物の過去15年間の市況(全国77の中央市場)、花4000種類のデータなど、あらゆる情報が詰まっています。それを簡単に加入農家はパソコン端末から取り出し、利用することができるのです。「ダメ農家」と「優秀な農家」との違いはこれらの情報をカネに変える知的能力を持っているかどうかの違いだと思います。――(本文より)


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書誌情報

紙版

発売日

1991年07月10日

ISBN

9784062049979

判型

四六

価格

定価:1,495円(本体1,359円)

ページ数

206ページ

著者紹介