核の大地

チェルノブイリ、スリ－マイル島、ウィンズケ－ル、そして日本の原発地帯……。核に侵された地帯を走り、撮りつづける著者の情熱が１冊の本となった、核の問題を写す写真集！　核の犠牲者たちの悲しみは広がり、大地を覆う！　ーー「安全だと言い続ける科学者の責任は、どのように問われるだろう。チェルノブイリの取材を通じて、私はそのことを考えていた。はっきりしていることがある。チェルノブイリの場合、事故直後に人々が疎開していたら、これほど多くの人々が体内に放射能を取り込むことはなかったということだ。言い替えれば、安全だと言ったり、汚染の調査結果を隠したりした人間はこれから出る死者たちに責任がないとはいえないのだ。」＜「あとがき」から＞

ⒸRyuichi Hirokawa

書誌情報

紙版

• 発売日: 1990年10月22日
• ISBN: 9784062050579
• 判型: B5変型
• 価格: 定価：3,204円（本体2,913円）
• ページ数: 120ページ

電子版

• 発売日: 2022年01月14日
• JDCN: 06A0000000000384159O

著者紹介

著： 広河　隆一（ヒロカワ　リュウイチ）

装丁： スタジオ・ギブ（スタジオ　ギブ）