制服少女達の選択

制服少女達の選択

セイフクショウジョタチノセンタク

「売り」は「悪い」こと?大人はそれに答えられるか。見知らぬ男を相手に身体を売る女子高生。しかし、彼女たちに倫理を問えるほど、私たちの社会に確固とした倫理規範があるだろうか。家庭・学校・地元──あらゆる既存の共同体が消滅し、「島宇宙化」社会が到来する。’90年代以降の社会構造を予見した、新しい異才の問題作。


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目次

第1章 パンツを売ってどこが悪いの?
第2章 団塊の親たちの無惨な失敗
第3章 鏡としての「パンツ売り」
第4章 少女は郊外で浮遊する
第5章 「女子高生」というブランド
第6章 新人類とオタクとは何だったのか
第7章 無神論者たちの宗教ブーム
第8章 社会は「島宇宙化」する

書誌情報

紙版

発売日

1994年11月18日

ISBN

9784062053549

判型

四六

価格

定価:1,815円(本体1,650円)

ページ数

287ページ

初出

収録作品参照

収録作品

  • 作品名

    ブルセラ女子高生の告白―

    初出

    『現代』93年11月号

  • 作品名

    団塊の親たちの無惨な失敗―

    初出

    『諸君!』94年1月号

  • 作品名

    鏡としての『パンツ売り』―

    初出

    『朝日ワンテーママガジン三六』94年7月号

  • 作品名

    少女は郊外で浮遊する―

    初出

    『季刊こども学』94年夏号 他

  • 作品名

    女子高生というブランド

    初出

    『こころの科学五六』94年6月

  • 作品名

    新人類とオタクの世紀末を解く

    初出

    『中央口論』90年10月号、90年11月号

著者紹介