
黄金の時刻の滴り
オウゴンノトキノシタタリ

スタンダール、カフカ、漱石、ヘミングウェイ……etc.
12文豪の生の内面を照らす連作“架空会見記”
訪ねるのは、かねて夢中で読んだ小説家たちで、彼らに、作品へのオマージュを捧げたり、創作の秘密を訊いたりするという趣向である。(中略)こうした形式だと、文学論などでは書けないそれぞれの小説家の世界が描けるのではないか、と考えたのである──「あとがき」より
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書誌情報
紙版
発売日
1993年11月22日
ISBN
9784062063890
判型
A5
価格
定価:2,350円(本体2,136円)
ページ数
358ページ
初出
収録作品参照
収録作品
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作品名初出
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作品名
聖なる放蕩者の家で
初出
「群像」91年1月号
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作品名
永遠の猟人
初出
「群像」91年5月号
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作品名
丘の上の家
初出
「群像」91年3月号
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作品名
黄昏の門を過ぎて
初出
「群像」91年7月号
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作品名
小さな食卓で書かれた手紙
初出
「群像」92年1月号
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作品名
黄金の時刻の滴り
初出
「群像」91年9月号
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作品名
青空の彼方へ
初出
「群像」92年3月号
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作品名
わが草原の香り
初出
「群像」92年8月号
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作品名
竪琴を忘れた場所
初出
「群像」91年11月号
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作品名
花々の流れる河
初出
「群像」92年5月号
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作品名
オリガの春
初出
「群像」93年1月号
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作品名
野分のあと
初出
「群像」93年7月号
著者紹介
著: 辻 邦生(ツジ クニオ)
装丁: 中島 かほる(ナカジマ カホル)