
抱きしめる、東京 町とわたし
ダキシメルトウキョウマチトワタシ

谷中・根津・千駄木――愛する東京の町とわたしさまざまな記憶から甦る懐かしいシーン
やはりここは私の町だ。40年近く、ずっと東京で生きてきた。町と時代と人々と、その組みあわせが自分で思う以上に私をつくっているようだ。そしてこの町で子供を育て、町で働き、町で遊び、つらいときは町に癒されもしてきた。一方、この10年は、地域雑誌や市民運動にかかわりながら、自分が町をつくってきたようにも感じている。町とは何なのか、やや対象化して考えてもきた。その町と私の相互関係を戦後史の中で1度はたどり直してみたかった。
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書誌情報
紙版
発売日
1993年10月25日
ISBN
9784062067065
判型
四六
価格
定価:1,708円(本体1,553円)
ページ数
254ページ
著者紹介
装丁: 安野 光雅(アンノ ミツマサ)