資本主義を語る

資本主義を語る

シホンシュギヲカタル

人間は資本主義の中心にいるのか
この世に富を生みだしてきたのは本当に人間であったのか?「ノアの洪水以前」から価値体系と価値体系との間の差異を媒介してきた資本主義について明快に語る。

どうやらわたしたち人間は、ポスト産業資本主義とよばれる時代の喧噪のなかで、自己愛にたいする4番目の痛手を経験しているのかもしれません。人類の歴史とともに古いこの資本主義社会において、「人間」は1度として中心を占めたことはなかったのです。──本文より


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書誌情報

紙版

発売日

1994年09月26日

ISBN

9784062067386

判型

四六

価格

定価:1,923円(本体1,748円)

ページ数

326ページ

初出

収録作品参照

収録作品

  • 作品名

    差異と人間

    初出

    『早稲田大学』No.11686年1月号

  • 作品名

    進化論と経済学

    初出

    『現代思想』87年6月号

  • 作品名

    「法人」と日本資本主義

    初出

    季刊『UPU』No.492年2月

  • 作品名

    ニッポン人

    初出

    『別冊宝島117号変なニッポン』90年7月号

  • 作品名

    マルクスの逆説

    初出

    『現代思想』91年8月号

  • 作品名

    貨幣・言語・教

    初出

    『批評空間』台9号93年4月

  • 作品名

    「百姓」の経済学

    初出

    『文學界』93年8月号

  • 作品名

    帰ってきた人間

    初出

    『文學界』93年7月号

著者紹介