歴史の転換点で考える

歴史の転換点で考える

レキシノテンカンテンデカンガエル

過去にとらわれず常識に与(くみ)せずものの本質をつかみとる、ここに賢者の知恵がある

目に見える変化にまどわされてはならない。経験では測り知れないことも起こる。政治と経済の垣根を越えて、この大変動期の本質をとらえた画期的著作。


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目次

・人間の愚行の背景にはつねに時代の大変化がある
・「賢い政府」は歴史を甘くみた思想
・日本の連戦連勝はもうない
・日本はリーダーの責任に甘すぎる
・言論への責任も政治倫理である
・全体主義の遺物から早く脱却した国が勝つ
・人間の堕落は国家の過剰な介入からはじまる
・国民すべての一生を保障できるほど国家は万能か
・経済合理主義で政治は動かない
・雇用と土地がボーダーレス経済に報復する
・日本とアメリカは躁鬱症の国同士
・経済戦争は戦争ではない
・古い世界秩序は最低の壊れ方をした
・日本はまだ文明の大変化にまで直面していない
・冷戦の終了は日本にあまり関係がない
・日本は目標を喪失した
・国の成熟は衰退と紙一重
・この130年間に起こったすべては疑ってもよい

書誌情報

紙版

発売日

1994年04月14日

ISBN

9784062068161

判型

四六

価格

定価:1,602円(本体1,456円)

ページ数

222ページ

著者紹介