
老いと死から逃げない生き方
オイトシカラニゲナイイキカタ
老いと死、それは人間のエゴを赤裸にする。
老人医療最前線の名医が綴る実践的生き方・死に方論!
一般に、年をとるということは、生きる条件が日を追って悪くなることを指し、今日が最もいい状態であることなのです。(中略)それゆえ、老人には、弱い、衰えた、不健康な、寝たきり、ボケ、老残、老醜、役立たず、用ずみの厄介者、傍迷惑な存在などという、概して、暗くて否定的なマイナスイメージがつきまといがちです。(中略)
老いとは、本当にそんなにマイナス面ばかりなのでしょうか。生まれたものが成長して、時間を経て古くなるのはごく自然であって、とくに異常でも何でもないと思うのです。――(本文より抜粋)
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目次
第1章 相容れない「老い」と「健やかさ」
第2章 老いじたく
第3章 現代お年寄り事情
第4章 ひとりを生きる、ひとりで生きる
第5章 死にざまは自分で決める
書誌情報
紙版
発売日
1994年02月16日
ISBN
9784062069076
判型
四六
価格
定価:1,602円(本体1,456円)
ページ数
238ページ
著者紹介
装丁: 岸 顯樹郎(キシ ケンジュロウ)