
みちの辺の花
ミチノベノハナ
名もしれずみちの辺に咲く野の花は 日本の四季のうつろいをひそやかに愛しいほど可憐に香り豊かに告げる
なつかしさと詩情にあふれた画文集
「路傍に花がないわけではない。足が地に着いているなら、花をもとめる目の見のがすはずのない花が、道ばたには咲いている。たとえば、イヌフグリのようなまことに雑草にすぎぬ草に、可憐なうす紫の花があり、エノコログサ、ヌカカゼグサのようなイネ科の雑草が風媒花を細い穂先につらねている……」野辺に路傍に、ひっそりと咲く可憐な花々をいとおしみ、美しい絵と文でつづった、心にしみる野の花づくし
- 前巻
- 次巻
書誌情報
紙版
発売日
1994年04月26日
ISBN
9784062070010
判型
A5
価格
定価:3,520円(本体3,200円)
ページ数
190ページ