ちひろ美術館物語

ちひろ美術館物語

チヒロビジュツカンモノガタリ

講談社の実用書

ちひろ美術館とともに生きた女性の半世記。
結婚と同時に夫と一緒に美術館を作り、16年間美術館の仕事を続け、仕事、妻、3人の子供の母の3役をこなしながら、美術館とともに歩んだ女性の生き方を語る。

「猛はママ(いわさきちひろ)のたった1人の子どもだ。おまえが望むと望まざるとにかかわらず、これは事実だ。ママの残したものを整理し、位置づけていく仕事をやれるのは、おまえしかいない。それがお前の運命だ。由理子さんも猛と夫婦なんだから、いっしょにやっていくことになる。もしそれがいやなら、今、この場で、猛と別れたほうがいい」唐突に突きつけられた義父の言葉に、私は息を飲んだ。――(本文より抜粋)


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書誌情報

紙版

発売日

1994年08月18日

ISBN

9784062070713

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

303ページ

シリーズ

講談社の実用BOOK

著者紹介