
YS-11―国産旅客機を創った男たち
ワイエスジュウイチコクサンリョカッキヲツクッタオトコタチ
- 著: 前間 孝則
大プロジェクトを担った技術者たちの人間ドラマ!!
戦後初の国産旅客機開発に名機「零戦」の技術は引き継がれたのか!?経験不足、技術の立ち後れ、予算の制限、次々と発生する予期せぬ事態……。新世代の技術者たちは、不眠不休で数々の困難に立ち向かい名機を創った!!
今日、日本は「経済大国」「技術先進国」と呼ばれるまでに成長し、あらゆる工業技術分野で世界を凌駕しつつあるが、なぜか航空・宇宙だけはいまだに立ち後れている。その理由のすべてはYS11の中に見出すことができる。だが、これまで、YS11をつくり上げた技術者の姿や声も含めて、開発の発端から結末までの全体像が真正面からとらえられ、描かれたことはなかった。YS11のプロジェクトは、日本の航空機産業か抱えるさまざまな矛盾や問題性を集約した形で内包している。そのため、業界内では一種のタブーとされていた。ところが最近になって、「YS11の開発とはなんであったのか」とする問いが再び業界の中で頭をもたげ、新たな角度から見直されようとしている。――「まえがき」より
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目次
序章 182機の名機
第1章 5人のサムライ
第2章 日本航空機製造
第3章 新世代の技術者たち
第4章 初飛行、そして難題続出
第5章 国際民間機ビジネスの荒波
終章 解散、1つの典型
書誌情報
紙版
発売日
1994年08月01日
ISBN
9784062071345
判型
四六
価格
定価:2,456円(本体2,233円)
ページ数
556ページ