官の論理

官の論理

カンノロンリ

誤解だらけの官僚批判を排す
構造改革を阻んでいるのは本当は官僚なのか。官僚の役割はもはや終わったのか。現下の日本最大の問題に現役官僚自らが答える。霞が関の厚いカベを打ち壊し、政と官に改革をせまる意欲作。

本来なら、有能で柔軟性に富む官僚機構と、大局的見地に立ちながらそれを使いこなせる政治家というのがあるべき理想の姿だろう。私はそのように願っているし、この本を書いているのは、そういう体制をつくりあげるためにはどうすればよいかを提案するためでもある。だが現実には、細かいことには強いが硬直的な官僚機構と、批判精神だけは旺盛だがそれをどう実現するかという展望に欠ける政治家という、最悪の組合わせになりかねない危険にこの国は直面している。――本文より


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書誌情報

紙版

発売日

1995年11月02日

ISBN

9784062071482

判型

四六

価格

定価:1,708円(本体1,553円)

ページ数

278ページ

著者紹介