
妖精王の月
ヨウセイオウノツキ
そなたの答えがノーでも、彼女の答えはイエスだ。わたしは〈人質の墳墓〉から花嫁を連れていく。フィンダファーを寝袋もろともさらいあげると、妖精王は塚山から去った。
タラの丘の〈人質の墳墓〉でキャンプした夜、別の世界にあこがれるいとこ、フィンダファーが妖精王にさらわれる。翌朝からグウェンのいとこを連れもどす旅がはじまる。妖精たちとの絶妙な出会いに助けられながら。だがケルトのフェアリーランドは、グウェンにとっても魅力のある世界だった。カナダの青少年がその年、1番おもしろかった本を選ぶルース・シュワッツ賞の1994年度受賞作。
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書誌情報
紙版
発売日
1995年02月16日
ISBN
9784062074636
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
271ページ