阿南惟幾伝

阿南惟幾伝

アナミコレチカデン

文芸(単行本)

太平洋戦争最後の陸軍大臣として、日本の敗戦が決せられるや、その責を負うて自決し、武人の道を全うした、陸軍大将・阿南惟幾の生涯を描く。

阿南惟幾は、13歳で広島地方幼年学校へ入学、士官学校、陸軍大学校を経て陸軍大将に至るまで、ただ1つの星の下を歩み続けた生粋の軍人であった。本書は、幼年学校以来の旧友を始め、その生涯のさまざまな機会に接した人々の追憶から、「徳義」と「至誠」に生きた阿南惟幾の人間性を描くとともに、ポツダム宣言受諾と同時に、国体の護持を念じつつ、全軍の責を一身に負うて自決した、陸軍大臣阿南惟幾の苦悩の姿と、劇的な終戦決定の実相とを追究したものである。


  • 前巻
  • 次巻

書誌情報

紙版

発売日

1995年02月10日

ISBN

9784062074773

判型

A5

価格

定価:2,670円(本体2,427円)

ページ数

344ページ

著者紹介