龍平の未来

薬害エイズに立ち向かう母と子。広河隆一感動のフォト・ルポタージュ。
血友病の龍平は幼いころ血液製剤からエイズウイルスに感染しました。国や会社はこの薬が危険だということを隠していました。龍平はいま、絶望を乗りこえて、未来を勝ちとるための戦いを始めたのです。

「龍ちゃん、残念だけど、あなたの体のなかにエイズウイルスが入ってしまったの（中略）」
私は龍平に不安をあたえないようにと、静かにさりげなく話しはじめました。（中略）
「そう、じつはぼくもエイズかなと思っていたの」――「龍平と歩んだ19年」より

書誌情報

紙版

• 発売日: 1995年03月01日
• ISBN: 9784062075176
• 判型: A5変型
• 価格: 定価：1,760円（本体1,600円）
• ページ数: 111ページ

著者紹介

著・写真： 広河　隆一（ヒロカワ　リュウイチ）

著・写真： 川田　悦子（カワダ　エツコ）