償いは済んでいる

償いは済んでいる

ツグナイハスンデイルワスレラレタセンパントイゾクノゴジュウネン

感動の真実!!苛酷な運命の下で、こんなに真摯に生き、筋を通し、無言で生きた日本人がいた!!
「戦後50年」を鋭く問う話題作!!

戦後50年にさしかかったころから、日本の戦後補償問題がしきりに取り沙汰されるようになっています。(中略)50年といえば長い年月なので、日本が戦争直後に戦勝国のいうなりにお詫びや償いをさせられてきたことを忘れてしまった人がいるのでしょうか。あるいは若い人のなかには、自分が生まれる前に日本がどんな思いで償いをさせられたか知らない人がいるのかもしれません。忘れた人は思い出し、無知な人は勉強すべきです。日本はかけがえのない人の命をもって、戦後にお詫びや償いを済ませてきました。――「プロローグ」より抜粋


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目次

プロローグ 忘れられた千六十一人
第1章 責任を取る
第2章 なぜ、ひとりだけ
第3章 恨みの二カ月
第4章 親たちの悲劇
第5章 巣鴨プリズンというところ
第6章 厳寒の三角州にて
第7章 天竜川のほとりにて
第8章 立ち直った未亡人たち
エピローグ 戦後補償を論ずる前に

書誌情報

紙版

発売日

1995年04月18日

ISBN

9784062076197

判型

四六

価格

定価:1,495円(本体1,359円)

ページ数

222ページ

著者紹介