小林カツ代の大根・かぶ大好き

小林カツ代の大根・かぶ大好き

コバヤシカツヨノダイコン・カブダイスキ

講談社のお料理BOOK

大根はいいですね──。昔も今も滋味深く、目立たないけど無くてはならないものですね。じっくりこっくり時間をかけて煮た味は、大阪では「お大根の炊いたん」っていいます。私の子どもの頃はだいこんのんをはしょってだいこおろしとかいいましたが、現在はどうでしょう。大根が嫌いという人を少なくとも私の知る限りでは聞いたことがありません。みんなに愛されている大根ですが、そして1年中出回ってもいますが、じっくり煮ておいしいのは冬の大根、季節を問わずおろして、生でおいしいのは新鮮な大根。これくらいは知っておくと、なおいっそう味わいが違います。もしもおでんに大根がなかったら?もしも焼き魚に大根おろしがなかったら?大根は干してまで役に立ってくれます。おむすびの親友のたくあんや、おふくろの味の切り干しなど、どれだけ多くの料理があることでしょうか。ついでにといってはなんですが、かぶのおいしい料理ものせました。


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目次

1 寒くなるまで待ってこその逸品ぞろい
2 大根おろしがなくっちゃはじまらない
3 あれも、これものおそうざい
4 かぶもまた、すこぶるうまし

書誌情報

紙版

発売日

1995年11月06日

ISBN

9784062077767

判型

A5変型

価格

定価:1,540円(本体1,400円)

ページ数

99ページ

シリーズ

講談社のお料理BOOK

著者紹介