翼ある船は

翼ある船は

ツバサアルフネハ

文芸(単行本)

人びとの出会いと別れ心温まる冒険の旅!
鳥取、舞鶴、金沢……。息子に会うため中古車に乗って、偏屈な老人と現代っ子が、日本海沿いの町を走る。

主人公の寺島由次をとおして、かつて戦場へ狩りだされ、身も心も深く傷ついた世代の現在を描きだしたい。そこには、いま日本人の懐いている、さまざまな矛盾と問題点があらわれてくるにちがいない。また、明るい現代っ子のマリエの考え方や生き方も、きっと読者に共感していただけると思う。ご一緒に[翼ある船]に乗って、心温まる冒険の旅に出てみませんか。――[作者の言葉]


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書誌情報

紙版

発売日

1995年10月24日

ISBN

9784062077989

判型

四六

価格

定価:2,030円(本体1,845円)

ページ数

380ページ

初出

『桐生タイムズ』『北海道タイムズ』『日高新報』『毎夕新聞』『鹿児島新報』『神奈川新聞』『陸奥新報』『三陸河北新報』『山陰中央新報』『奈良新聞』各紙に掲載された作品に手を加えました

著者紹介