寛永の楔

寛永の楔

カンエイノクサビショウセツ・アマクサシロウノラン

文芸(単行本)

「天草四郎を殺したのは誰か?」
いまだ揺籃期の徳川幕府を震撼させた切支丹一揆。だが、その裏には体制崩壊を狙う様々な意志があった!気鋭の歴史作家が暴く、真実の天草四郎の乱!

本書は、昨今の政治・社会情勢を横目に見ながら、幕藩体制の成立時期にすすめられた、「鎖国」という空前絶後の事態を、時代の流れを塞き止めた巨岩としてとらえることから始まった。この国家事業の遂行中に、天草・島原の乱は勃発している。なぜ、このような大規模の一揆が起き得たのか。あるいは、この一揆がもたらした結果は、「鎖国」とどう繋がり、後世になにを残したのか。――(あとがきより)


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書誌情報

紙版

発売日

1996年11月01日

ISBN

9784062078030

判型

四六

価格

定価:2,350円(本体2,136円)

ページ数

360ページ

著者紹介