
ビル・ゲイツに会った日
ビル・ゲイツニアッタヒ
- 著: 吉田 司
マルチメディア時代は、天国か地獄か?
ビル・ゲイツから自衛隊まで……デジタル最前線に、行って、見て、触って、話して、わかったことは、地球規模の「バーチャルリアリティごっこ」だった!?
「日本はこれからどこに行くのか?」という問いと、「コンピュータのデジタル・パワーはアナログ日本をどう変えてゆくのか?」という問いは、ほとんど同次元の問題として論じねばならなくなっている。……私はもうしばらく、デジタル最前線に挑みながら、“アナログ100%”のままにとどまろうと思う。それは滔々として進むデジタル革命の中では、解体され打ち倒されてゆく「賊軍」の側に身を置くことを意味するのかもしれないが、なぁに「賊軍」の眼から見た文明開化批評というのだってひとつぐらいあっていい……。――(プロローグより抜粋)
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書誌情報
紙版
発売日
1996年06月12日
ISBN
9784062081177
判型
四六
価格
定価:2,136円(本体1,942円)
ページ数
292ページ
初出
「電脳浄土放浪記」(『現代』1994年9月~1995年9月号に連載)に大幅に加筆修正