人事部はもういらない

人事部はもういらない

ジンジブハモウイラナイ

昇進、異動、採用の権限を社内のひとつの組織が独占することは、弊害あって一利なし。人事部を解体することこそが、企業の活性化と社員の利益に直結する。
石橋湛山賞を受賞した著書が日本型人事管理に鋭く切り込む。

「平等な日本型人事管理」というイメージは、もともと人事部によって作りあげられた「神話」にすぎない。本書では、これまで言われてきた日本企業の人事管理に関しての温情主義とか人本主義といった「神話」のベールをはがし、これまで企業の人事機能の中枢となっていた人事部の解体が、企業の活性化だけでなく、従業員の利益にも沿うものであることを主張する。社員が人事部から解放されることは、家族や国民生活に大きなプラスの影響を及ぼすとさえ言えるのだ。


  • 前巻
  • 次巻

目次

第1章 サラリーマン自立の時代
第2章 機能障害が生じている人事部
第3章 企業内能力形成の限界
第4章 誰をどのように評価し、昇進させるか
第5章 誰を採用するか
第6章 企業研修はなぜ必要か
第7章 労使関係と従業員福祉の見直し
第8章 人事部のない会社とは
第9章 官の世界にも人事部は必要なし

書誌情報

紙版

発売日

1998年05月25日

ISBN

9784062081627

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

244ページ

著者紹介