老いて、わがままに生きる

老いて、わがままに生きる

オイテ、ワガママニイキル

「心の主治医」が明かす老い知らずの生き方とは。
人生に定年はない。人間はあるがまま=わがままに生きてこそ自己実現ができる。誰もが避けることができない老いの心理と病理を具体的症例をあげて優しく綴る現代人必読の書!!  

若いころは、実力もなければ世間も知らない。若いころの「わがまま」とは、勝手気ままな行動ということである。
しかし、高齢期のそれはちがう。人間として、残された人生をどう生きるかという、取り返しのきかない重要な命題とかかわりを持ってくる。これまでの長い人生経験を生かして、無用な摩擦を避けながら自己実現をはかり、生活をエンジョイすることができるはずである。
高齢者の「わがままな生き方」とは、とりも直さず、高齢者だけに許される「あるがままの生き方」ということなのである。
時には、若い世代との対立もあるかもしれない。しかし、自己主張を取り消したり、曲げたりすることはない。これまでの生活の知恵を生かして、焦らずに、巧みに、高齢者の「わがまま」を貫くことが可能なはずである。──「まえがき」より抜粋


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目次

第1章 「定年」は「老い」ではない
第2章 心の病に陥るとき
第3章 老いてもなお、あるがままに生きる
第4章 後悔しない死に方とは
第5章 「老い方」は人それぞれ

書誌情報

紙版

発売日

1997年03月17日

ISBN

9784062086400

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

214ページ

著者紹介