うまいの、なんの!

うまいの、なんの!

ウマイノ、ナンノ!

料理を食べているとき、思わず笑ってしまいたくなるほど美味しいと感じることがあります。この味を他人に伝えたいと思ったとたん、口を突いて出てくる言葉、それが「うまいの、なんの!」です。
毎週「週刊現代」誌上に掲載している”山本益博のうまいの、なんの!”の第1回から100回目までを春夏秋冬に編集し直したものが本書で、店の味を写真と文によって紹介してあります。
わたしは、毎週、泉健太さんの撮ったシズル感溢れる写真に負けてはならぬと、わずか400字という限られた文字数の中で、なんとか季節感や臨場感を文章に盛り込みたいと、美味しい料理を頭の中にいまいちど蘇えらせながら格闘しています。料理は一期一会です。わたしと同じ出会いがあるかどうかは神のみぞ知るですが、店へ出かけ料理を味わいながら、日本の四季を感じ、作り手である料理人の心意気まで汲みとっていただけたら本望です。――山本益博


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書誌情報

紙版

発売日

1997年05月22日

ISBN

9784062086868

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

223ページ

著者紹介