進化論

進化論

シンカロン

衝撃の近未来小説。
愛しき人に宿りし生命。それは、果たして「神の子」か?それとも「人類の敵」なのか?
いつだったか、その新聞に大きな活字が躍っていたことを思い出す。
――遺伝子異常の新生児、激増――
――DNA法、国会を通過――
――遺伝子異常児を隔離――
そんなふうにして、事件は始まったのだった。

遺伝子異常児の誕生。すべてはそこからはじまった。突然の事態に権力側がとった対応は「抹殺」だった。彼らが葬り去られねばならない理由は、ただ単に、異端を排除する論理からなのだろうか?それとも、それを超えた「人類の意志」からなのか?そして、祐介の果てのない戦いの行方は……?


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書誌情報

紙版

発売日

1997年07月29日

ISBN

9784062087452

判型

四六変型

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

303ページ

著者紹介