複雑系の知

複雑系の知

フクザツケイノチニジュウイッセイキニモトメラレルナナツノチ

「複雑系」のキーワードが示すこれからのものの考え方。
いま必要とされる「知」のスタイル。
ものごとの本質は分析では見えない。洞察しろ。信じる力を持って言葉を語れ。病は福音と考えろ。未来は予測できない。未来は創造するものだ……

この本は、「複雑系とは何か?」についての解説書ではない。
この本は「いま、なぜ、複雑系という言葉が、知のキーワードになるのか?」「『複雑系の知』が我々が生きていくうえで、何の役に立つのか?」という問いに答えるために書かれた。
我々の社会はいま、地球環境問題、高齢化問題をはじめ、多くの複雑性に満ちた課題に直面している。さらにインターネット革命が進み、社会はますます複雑系としての性質を強めている。
それゆえいま、この社会を知り、この社会を変え、この社会に生きていくために求められるのは、「複雑系の知」にほかならない。
21世紀を切り拓く壮大な知のパラダイム転換が始まろうとしている。


  • 前巻
  • 次巻

目次

[7人の賢人が示す新しい「知」の姿]
ポエット(詩人)の知●社会の本質を知る
インキュベータの知●社会の現実を変える
ストーリーテラー(語り部)の知●社会の創発を促す
アントレプレナーの知●社会の歴史に参加する
セラピストの知●社会の問題を解決する
ゲームプレイヤーの知●社会の法則を生かす
アーティストの知●社会の未来を知る

書誌情報

紙版

発売日

1997年09月17日

ISBN

9784062087629

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

206ページ

著者紹介