
ふたりの「雅子」
フタリノマサコ
- 著: 小達 スエ
母が守りとおした〈夏目雅子〉の真実!
「小達雅子で帰ってらっしゃい」女優になることに反対しつづけた母が、十三回忌を前に、初めてその愛と葛藤の日々を書き下ろす。
秘蔵写真を多数掲載!!
雅子は、いつからか俳句を詠むようになり、ノートの隅に書きつけたりしていた。
本文中でも紹介したが、
間断の
音なき空に
星花火
これは海童といった雅子が詠んだ句だ。この句を目にするたびに、雅子は自分の運命を感じていたのだろうか、と思ってしまう。今、雅子は私の手の届かないところにいる。けれど、雅子はいつでも花火のように、高い空で輝いている。──エピローグより
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書誌情報
紙版
発売日
1997年07月22日
ISBN
9784062088077
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
224ページ