戦艦大和誕生(上)

戦艦大和誕生(上)

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天才的技術者の1000枚を越える未公開手記により、初めて明らかにされた超弩級戦艦建造の偉業秘話!!

1937年8月16日、広島県の呉海軍工廠造船部に、1人の造船技術士官(造船官)が転任してきた。西島亮二造船少佐、、35歳。海軍の造船官や工員たちの間では、「軍艦造りの名人」「海軍造船に西島あり」「艦艇の現物建造にかけては右にでる者がない」などといわれた技術者であった。海軍はじまって以来の「世紀の大事業」と呼ばれた「大和」の船殻主任の大役に、西島が指名されたのである。
呉には現在も西島ファンが少なからずいる。そうした人たちが戦後ずっと口を閉ざしたままの西島にインタビューして欲しいと要望したが、西島は決して多くを語ることがなかった。
ところが、意外にも、そんな西島が1000枚を越える回顧録ともいえる原稿を残していたのである。「海軍技術大佐(造船)西島亮二回想記録」として。──「序章」より抜粋


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目次

[序章] 海軍造船に西島あり
[第1章] 海軍造船大尉西島亮二の誕生
[第2章] 科学的生産管理法への第1歩
[第3章] 次々と新技術を導入
[第4章] 相次ぐ大惨事
[第5章] 戦艦「大和」建造計画
[第6章] 建造準備は着々と
[第7章] 前代未聞の複雑な巨大戦艦

書誌情報

紙版

発売日

1997年09月05日

ISBN

9784062088442

判型

四六

価格

定価:2,200円(本体2,000円)

ページ数

396ページ

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