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新聞が面白くない理由
シンブンガオモシロクナイリユウ
- 著: 岩瀬 達哉
記者クラブの腐敗を暴き、日本の新聞の病理を抉る。
いま日本の新聞の衰退ぶりは深刻である。政官業界の目を覆いたくなる惨状を惹起した要因のひとつは、監視能力が著しく低下した新聞にあるといってよい。
健全な民主主義のためにはジャーナリズムの復権が不可欠である。新聞のグローバル・スタンダードからほど遠い記者クラブや宅配制は、新聞の自立を妨げ弱体化させる以外のなにものでもない。本書は、破綻寸前の日本システムが立ち直るためにも、新聞ジャーナリズムの健全化と活性化を願うものである。
官公庁と癒着関係を続ける「記者クラブ」の腐敗を暴く。
オンブズマンの告発まで、新聞が「官官接待」報道をできなかった理由。
現状の「記者クラブ」は、なぜ「権力の監視機関」たりえないか。
新聞界の雄「株式会社朝日新聞社」の抱える内憂外患。
衰退一途の日本の新聞ジャーナリズム。その健全化と活性化の条件。
目次
第1部 記者クラブの堕落
第2部 朝日新聞社の正体
第3部 消えるジャーナリズム精神
書誌情報
紙版
発売日
1998年06月15日
ISBN
9784062088572
判型
四六
価格
定価:1,980円(本体1,800円)
ページ数
326ページ