「女と男」の検事調書

「女と男」の検事調書

オンナトオトコノケンジチョウショ

一線を越えてしまった女たち……男たち……。現職女性検事がその犯罪心理にメスを入れる!!
男女間のもつれが引き起こす事件、性犯罪、少年犯罪。事件ファイルは、何を語るのか!!

起訴状と不起訴裁定書――何冊にもなった手元の厚いファイルの、1枚1枚に事件はあるのに、記憶の鮮明さは大きく違う。顔や表情、言葉の1つ1つまではっきりと覚えている事件から、何一つ思いだせない事件まで、その差は、結局「人」なのだと思う。被疑者・被告人対検事といっても、つまるところ結局は、人間対人間の関係だからである。人間に興味を持ち、生の人間を書こうとすれば、それはやはり究極、男と女のドラマになるのかもしれない。古人いわく、「事件の陰に女あり」、そして「事件の陰に男あり」。いずれにしても、この本に出てくる事件の多くは、なぜか女性主導型である。――「まえがき」より抜粋


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目次

第1章 どこまでいっても男と女!?
第2章 性犯罪のからくり
第3章 それでも盗みがやめられない
第4章 平気で人を騙す人たち
第5章 売春という職業
第6章 極道と女たち
第7章 子供が犯罪に走るとき
第8章 外国人がからむ犯罪捜査
第9章 交通事故が引き起こす人間模様
第10章 自白の怖さ
第11章 美しき罪人たち!?
第12章 検事でよかった!

書誌情報

紙版

発売日

1997年09月12日

ISBN

9784062088862

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

222ページ

著者紹介