こころを楽にする生き方

こころを楽にする生き方

ココロヲラクニスルイキカタモリタマサタケノテツガク

病んだ心も、名医のことばで癒される!!
神経質性格の人が見失いがちな「自分の本来の姿」と「人間の本質」!!名医森田がことばで発した、心がわかる[生き方の哲学・森田療法]入門!!

私は今回の勉強を通して、森田は禅や「論語」やその他の先覚者たちによって思想的に大きな影響を受けたというよりも、科学的に森田理論を構成し、森田療法の技法を確立していったことを再確認した。
森田が使用した言葉には、森田独自の意味が盛り込まれていることを忘れてはならないと思う。たとえば、「あるがまま」を辞書で引くと、自然体ということである。しかし森田のあるがままは、気分はあるがままに受け入れ、やるべきことをやるということである。
また「碧巌録」に出てくる「日々是好日」は辞書を見ると、毎日毎日が平和でよい日であるということになるが、森田では仕事・勉強で充実した日が送られればよい日であり、そうでない日は悪い日であるということである。気分がよかろうと悪かろうと、関係はないのである。――「まえがき」より抜粋


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目次

第1章 人間としての本来の姿を求めて
第2章 人はみな幸福になりたい
第3章 どうすれば「自分」が見えてくるのか
第4章 人生に尻ごみせずに生きる

書誌情報

紙版

発売日

1997年09月17日

ISBN

9784062088879

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

248ページ

著者紹介