もっと、エロスを!

もっと、エロスを!

モットエロスヲ

女性たちよ、美味しい所だけを食べようとしてはいませんか?
「子殺しのパチンコ母」「幼すぎるお受験ママ」「ワーッしか言えないテレビ・ギャル」「援助交際(売春)中高生」などなど、「元始、女性は太陽であった」はずの国の未熟女性に中国人女性学者が直言!

結婚しても子どもをもちたくないと考える若い男女が増えつつある。愛し合う第1の通過点が結婚、第2通過点が出産と子育てだと私は思う。愛するということは、自分の人格を相手に与え、相手の人格を敬い相手から学ぶ行為といえる。ところが、愛し方を知らない世代が生まれつつあるのではないか。……愛とはいったい何なのか。エロスは人格とどう関係しているのか。今の日本人に、愛の原点を見つめ直してほしいと思う。──(本文から)

日本女性は勤勉である。その理想に良妻賢母を求めてきた伝統習慣がある。包容力、忍耐力、協調性を受け継いできた。そして何よりも今、自己錬磨をする時間のゆとりがある。自己を磨く目標こそ大切にしたい。みずから輝きを出す太陽こそ、目標であってほしいのである。平塚らいてうの「元始、女性は太陽であった」を改めて、「元始も今も、女性は太陽である」と言い換えようではないか。


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書誌情報

紙版

発売日

1998年07月17日

ISBN

9784062090254

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

254ページ

著者紹介