
親も知らない子どもの正体
オヤモシラナイコドモノショウタイ
- 著: 尾上 進勇

「うちの子に限って!」「わが子は大丈夫?」いじめ、自殺、殺人――子どもがらみの事件が起こるたびに親の口から出る言葉。心配してもしきれない子どもが置かれた現状と心の内側を、教育のエキスパートが分析し、その対処法を明らかにする!
わが子がわかる50のチェック・テスト付き。
学校の先生も、塾の講師も気がつかない子どもの心象風景
・子どもはいつも強いものの味方である
・国語力のありすぎる子は危険である
・子どもはおとなが嫌いである
・体力を誇示する教師はなぜ好かれる
・子どもは嫉妬深い
子どもの行動の基準
子どもは、ものごとの理解に段階を踏むということがありません。「わかる」か「わからない」かの2つしかないのです。よく「どこがわからなかったの」と子どもに聞く親や教師がおりますが、じつはその問いはあまり意味がありません。
それも子どもには、思考のプロセス(過程)というものがないからです。子どもの行動の基準が、いつも「面白いかどうか」のたった1点にあるのも同じ理由です。子どもは勉強も悪事も「面白いから」やるのです。――(本文より)
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書誌情報
紙版
発売日
1998年01月23日
ISBN
9784062090650
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
282ページ
シリーズ
講談社の実用BOOK