地方栄えて、日本は破産

地方栄えて、日本は破産

チホウサカエテニホンハハサンゼイキンツカミドリトチホウコウフゼイノカラクリ

とられ放題の都市住民。大都市徹底冷遇の「地方交付税」制度をこのまま放置すれば、日本経済の再生はない。誰も言えない真実を非難を恐れずに言う、緊急書き下ろし!!
好き勝手な地方住民、地方が豊かな理由がわかった!!

怒れ都市住民!!
日本は、大都市から効率よく集めた税金の大半を、日本全国にそれこそ湯水のごとく「圧送」している。たとえてみると、大都市が水道の給水施設で、全国の地方自治体が一般家庭みたいな存在だ。もっといえば、吸引力絶大なバキュームカーかもしれない。
水道水のありがたみが普段感じられないように、この「地方交付税」制度という摩訶不思議な日本独自、先進国中、いや発展途上国をも含めて地球上、どこにも存在しない制度であることは、つい最近まで、国の司法、立法、行政に関係している多くの人たちのなかでも、誰も詳しくは知らなかった、といっていい。さらには経済評論家、マスコミ人、一般の行政担当者、普通の国会議員、1部の寝ぼけた知事や市町村長、はたまたそこの地方議会議員たちも……。──(「まえがき」より)


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目次

第1章 語られることのなかった伏魔殿
第2章 不公平な富の再分配構造
第3章 制度疲労の地方交付税制度
第4章 地方優先と時代錯誤
第5章 このままでは日本は破産する
第6章 いまこそ「大都市交付税」を要求する

書誌情報

紙版

発売日

1998年02月05日

ISBN

9784062090995

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

228ページ

著者紹介