
「妖しの民」と生まれきて
アヤシノタミトウマレテキテ
- 著: 笠原 和夫

無頼の精神とは、死んでもいいがタダでは死なんぞという精神であり、この本には全編それがみなぎっている。
佐高信氏絶賛!!
「仁義なき戦い」には興奮した。
身体中の血を逆流させて、あの映画を見た。
これはその脚本を書いた著者の、すさまじい半世紀である。
モデルとなった暴力団の元組長が同じ大竹海兵団の生き残りだったことがわかって、映画化の同意が得られたといった“秘話”もちりばめられている。
軍隊、そして映画と、尋常ならざる世界に生きてきた著者のあふれるエネルギーは、貧血気味の日本の現在(いま)に、ほとばしるものを注ぎ込む。
無頼の精神とは、死んでもいいがタダでは死なんぞという精神であり、この本には全編それがみなぎっている。──佐高信
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書誌情報
紙版
発売日
1998年04月10日
ISBN
9784062091350
判型
四六
価格
定価:1,870円(本体1,700円)
ページ数
267ページ
初出
『シナリオ』’96・6月号~’97・9月号に連載されたものに大幅に加筆